直江津駅

青い三角屋根の直江津駅は昭和から平成にかけての60年間、
人々の思い出の出入り口だった。

青空に意気揚々と旅立ち、鉛色の雪空にひとり寂しく帰ってきた人もいただろう。

そんな時も青空色の三角屋根が、おかえりと迎えてくれた。

うっすら雪に車の轍が重なる駅の行き交いは、たび人もほっと安らぐふるさとの景色。